どのようにGoogleに入り、XR転職したのか
2019年06月22日

こんにちは、はじめまして、みずくん(mizkun@と申します。

Psychic VR LabというXR系スタートアップで執行役員として、STYLYというサービスのプロダクトマネージャーをしています。

TipStock初投稿ということで悩んだのですが、少し前にこんな記事を書くのが流行っていた気がするので自己紹介も兼ねて。辞めたときに退職エントリー書きそびれてましたし。(ちなみに転職時にVRメディアのPANORAさんに記事として取り上げてもらいました )

Googleに入るまで

私がGoogleに入ったのは2012年。大学院修士を卒業しての新卒入社でした。Googleの最終面接は2011年3月11日15時からで、震災のときは六本木ヒルズにいたのを今でも覚えています。ちなみに面接はリスケになりました。

大学では電子情報工学を専攻していて、超音波の信号処理に関する研究をしておりました。全くGoogle関係ないです。研究室がなかなかハードなところで、週7で研究室に通い、そのうち4日は泊まりっていう生活でしたので、ほとんど研究ばっかりの学生時代でした。

就活のときは電機メーカーの研究職メインで活動してたのですが、Webサービスも好きだったのと、外資系かっこいいという気持ちからGoogleも受けることに。正直記念受験のつもりだったのがなぜか受かり、某研究所と悩んだ挙げ句、無料のランチに誘われて入社を決意しました。今思うとこれはかなり大きな人生の帰路でしたね。

Googleになんで受かったのかははっきりとは分かりませんか、少なくともキャラはGoogle向きだったかなと思います。Googleには「Google社員っぽい」っていうのを表すGoogley(ぐーぐりー)という概念があって、自分にはグーグリーさはあったように思われます。これは様々な概念の集合で、本当に言語化するのが難しいのですが、例えば良い意味での謙虚さとか、誠実さみたいなのが当てはまる気がします。また、なぜこのWebサービスが流行っている(いない)のかみたいなことを考えるのが好きだったので、そこらへんも受かった要因かなぁ…分かりませんが。

当時Googleの新卒採用枠は「エンジニア」「営業」「その他」と3つありまして、私はエンジニアとして受かる技量も営業をやるコミュ力も自信がなかったので迷わず「その他」で受けました。「その他」の採用時における説明は、「ある程度技術わかる人向けの開発以外の仕事」みたいな感じだったかと思います。

Googleにて

Googleには6年強ほどいました。最初の2年は広告の技術営業をしていて、主にAdMobというスマホアプリ広告の製品を担当していました。

3年目にモバイル専門の部署が新たにできる話が出て、その日本での立ち上げをしました。立ち上げと言ってもしばらくは一人部署で、社内営業して仕事を作ったりしたのを覚えています。とにかくかなり自由に自分のやりたいことをやらせてもらった感じです。最後の方はFirebaseという製品を担当していて、エバンジェリストを名乗って登壇したりしてましたね。

Google在籍中はほぼずっとスマホアプリにフォーカスして仕事をしていたため、かなり多くのスマホアプリ会社の方々と仕事をさせていただきました。盛り上がっている業界で働けたのは大変に良い経験でした。また、個人的な趣味でもあるゲーム・エンタメの会社と一緒に仕事をする機会も多く、とても楽しかったです。

また、Googleには20%ルールというのがあり、業務の20%くらいは本業以外の仕事が出来るのですが、私はとにかくVRが好きだったため、勝手にGoogle JapanのVR担当を名乗って色々と活動をしてました。

脱線しますが、よく人にGoogle時代の話を聞かれるときに出る話題として「英語どのくらい使うの?」っていうのがあるのですが、私はめちゃくちゃ使いました。後半の3年は直属の上司が台湾人でコミュニケーションは全て英語でしたし、チームのミーティングもメールもほぼ英語です。ただ、私自身は帰国子女ではないですし、留学経験もなく、Google入社時は英語超苦手マンでした。というか入ってからもずっと苦手でした。6年間で学んだことは「英語は度胸」です。大事なのは伝える気持ちと話す度胸。どうにかなります。入社時は多少の英語力は必要ですが、社内にも留学未経験者はたくさんいました。そして英語苦手社員同士は謎の一体感があって仲良くなる傾向がありました笑

さて、6年という時間はそこそこ長く、当時の経験を網羅しようとすると本一冊分くらいになるのでここら辺にしておきます。社内ラブライ部の部長だった話とかは割愛。

とにかく、日本にVR専門の部署が無かった(当時の話、今は知らない)ことを除けば全く非の打ち所がない職場でした。辞めた今でも、間違いなくGoogleは世界最高の職場だと思います。特に最後の1年は、子供が生まれて育休3ヶ月も取らせてもらい、本当に助かりました。働き方もかなり自由で、お陰でとても充実した子育て1年目を送ることができました。

転職を決意した最大の理由は単純に、「VRにフルコミットしたかったから」ということです。VRが好きな理由については別の機会に書ければと思うのですが、とにかく当時は「仕事でVR以外のことに使っている全ての時間は無駄」くらいの気持ちでいたのを良く覚えています。VR業界がどんどん進んでいく中で、外からそれを見ている焦燥感はかなりのものでした。

また月並みですが、Googleを飛び出して自分がどこまで通用するのかチャレンジしてみたかったというのもありました。贅沢な話ですが、Googleが良い会社すぎて不安になることがしばしばあった感じです。Googleの仕事が楽だったということでは全く無いのですが、それでも何となくGoogleに甘えている自分がいて、それに対する葛藤みたいなものを抱いていたのを覚えています。

そんな思いを抱きつつ、転職活動をはじめることにしたわけです。

そして転職活動へ

さて、VRを生業にしたいという気持ちはありつつも、じつは最初「転職」というのはほとんど頭にありませんでした。そのため、Google社内でVRの仕事をする道を1年以上にわたって模索しつつ、個人的にVRゲーム作ったりUnityの認定試験を受けたり等して過ごしておりました。2017年末、たまたま知り合ったVRスタートアップの方と食事をした際に、彼の会社に誘われたのが転機となりました。結局その会社には入らなかったのですが、これを機に「転職」という選択肢が頭に浮かび、少しずつ転職活動をスタートしました。初めての転職活動で勝手も分からず、VR界隈に知り合いが多かったわけでもなかったため、まずはLinkedInやBizreachなどに登録して情報を整理したり、レジュメを整えたりしたのを覚えています。

ちなみに余談ですが、現在かなり頻繁に採用面談をする機会があり実感しているのが、このレジュメ、過去の経歴や実績をまとめた資料をキチンと用意するのは転職活動では非常に重要です。案外やってない方が多いので…

さて、上記のような活動を続けた結果、ありがたいことにエージェント経由で数社からお話をいただきました。最終的には「VRでC向けのプラットフォーム事業がやりたい」というモチベーションで、VRプラットフォーム「STYLY」を運営するPsychic VR Labに入社を決めました。新卒からGoogleというプラットフォームの会社にいたことで、いつのまにかプラットフォームが好きになっていたようです。決めたのは2018年の5、6月ごろのことだったかと思います。ちなみに子供が小さかった(当時0歳)こともあり、大企業を辞めてスタートアップへの転職という家庭内稟議を通すのはそれはもう大変でした。

ちなみにGoogleはスタートアップに転職する人が非常に多く、それを応援する風土があったため、当時の上司も私の決断をすぐに受け入れて応援してくれました。もともとVRやりたいということを上司にずっと話していたのも、スムーズな退職に繋がったかと思います。

そんなこんなで、2018年7月1日よりPsychic VR Labで働いています。転職後のことに関してはいつか別のエントリーでかければ。

最後に

なにかの役に立つ文章になってるか不明ですが、転職した時期からちょうど1年ほどがたち、やり残したことを精算できた気分です。自己満足。大企業からスタートアップへの転職って事例は多いですが、それなりにハードルが高いことだと思います。似たような状況で悩んでる方、特にXR業界行きたいという方は気軽に声かけてください。相談のりますゆえ。

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