自身の提供価値を最大化するために、考えるべきこととやるべきこと
2019年05月01日

本記事は「所属組織において高い価値を提供するためのナレッジ」というような趣旨になります。

そして、「価値を提供する」=「成果を出して、所属組織から評価される」として扱います。

組織において価値を提供し、評価を受けるためにやるべきことを見ていきましょう。

環境の選択が大事

まず最も重要なのが、環境の選択です。「自身の価値を提供しやすい組織」を選ぶことが肝心です。

「価値を提供しやすい組織」という要素を具体化すると

①会社や事業が成長している ②組織に所属する人数が少ない ③自身と組織の価値観の合致度が高い ④自身が持つスキルと組織や事業の整合性が高い

です。

そもそもの人数が少なく、かつ会社と事業が成長していると、人が足りなくなるので打席が回ってきやすくなります。チャレンジする機会がなければなかなか成果も出せません。

大企業よりもベンチャーのほうが成果を出しやすいというのは感覚的にも納得できるのではないでしょうか。

また、自身と組織の価値観が近いと、自分が正しいと思うことが組織にとっても正しいことであることが多いため評価されやすいです。

そして、組織が持っていない、あるいは足りていない必要スキルを自身が持っていると価値は提供しやすくなります。

下記の通り、自身のスキルが同じでも、そのスキルを組織がどのレベルで所有しているかによって組織に提供できる価値が異なります。

つまり、組織で成果を出し評価を受けるにあたって、

「どの環境で戦うか」

というポジショニングが最も重要になってくるということです。

1万人を超える大企業の係長と100人のベンチャーのマネージャー。どちらが良い悪いということはなく、個人の価値観次第ですが、より早い段階でたどり着きやすいのは後者です。

着手する領域が大事。成果を出しやすい仕事に集中する

成果を出しやすい環境を選択したら、次は「何をやって価値を提供し、成果を出すか」です。

そしてそれは「成果を出しやすい業務に集中する」ことをオススメします。

「成果を出しやすい=評価されやすい」を言語化すると ①結果が数値で測定できる ②完了したときに得られる効果・効用が大きい ③経営陣や上司がやりたい、重要視している ④プラスαの仕事 などがあります。

①は文字通りです。やはり数値が出るものはわかりやすいので評価されやすく、価値を感じてもらえます。

②は、それを完了したときに、やる前とでは大きく変わってくる仕事を指します。例えば、社内で誰も手を付けていない(着手できていない)仕事を行うと、ゼロの状態からのスタートなので成果がはっきりと見えます。

③は、今組織が力を入れていることや達成したいことを理解し、それらに協力、サポートする形の動きができると価値を感じてくれやすくなります。

④のプラスαの仕事とは、自分の担当の仕事以外に自主的にやる仕事のことです。基本的に給与などは、やってもらいたい業務に相当して設定していることが多いので、それに加えて他の仕事もやっていると、その分が価値になります。

そして、その中でも自分が得意な領域だったり、やりたいことと重なった業務を最優先で行います。

また、成果を出しにくい自身の得意な領域よりも、自身が苦手だったりやりたくなくても成果を出しやすい業務の方が価値を提供しやすいです。(上図の②の領域)

「自分が苦手なことで成果は出せないんじゃないのか」と思った方もいると思います。でもよく考えてみてください。いくら自分が得意なことでも、組織として評価に値しないことをどれだけ実行しても、そこに価値を感じることはできません。

それを理解しないと、「私はこんなにやっているのに何故この上司(会社)は評価してくれないのか。上司(経営陣)が悪い、無能だ」となってします。

このケースは非常に多くあり、努力の方向がずれてしまっていて、成果を出す=価値を提供するという観点から見ると”無駄な努力”になってしまっています。

上図の①の領域をうまく見つけて注力することで、自身が提供する価値を最大化することができます。

これは何も、成果を出しにくい仕事はやらなくていいと言っているわけではありません。自分の担当であればやらなくてはなりません。

雑務やルーティンなど、成果を出しにくいが絶対に自分でやらなければならない業務も存在します。そういった業務に関しては、極力効率化して短時間で終わらせるように工夫していくことが大切です。

やっていること、出した成果をちゃんと伝える

これは意外かもしれませんが、とても重要です。よっぽどわかりやすい成果がでていれば別ですが、基本的には上司も忙しいですし、所詮人間なので、そこまで親身になって人のことは見てくれるのは稀です。

日本人はあまり自身の成果をアピールするのが苦手だったりしますが、より多くの自身の成果に関する情報を上司に提供することで、自身のことを考えてくれる時間が増えます。

また、上司も、部下を評価するために、自分の上司に伝えなければなりません。その時に、自分の部下が何をやっているのかを説明するための情報が必要なのです。そして成果や貢献に関する情報はたくさんあったほうが、格段に上に説明しやすいです。

上司へ成果を伝えるにあたって注意しなければならないのが、やり方がまずいと逆に敬遠されてしまうということです。

そこでオススメの方法が「週報を送る」という方法です。業務報告という形を取ることで、自然に自身の取り組みを上司に伝えることができます。

日報だと成果が日毎に出るわけでない上に情報が細かすぎて上司が見るのがめんどくさくなり、絶対目を通してくれなくなります。逆に月報だと量と頻度が少なすぎます。週報くらいがちょうど良いです。

以上が、所属する組織に価値を提供し、評価される方法です。

昇給や昇格を目標にすると、外部要因や時の運に大きく左右されるので、自身の提供価値の最大化、そして自身のスキルアップのみを念頭に置き、「うまく給与アップしたらラッキー」くらいに思っておくとストレスがかからないのでオススメです。

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